AKA Corp.は人工知能(AI)を搭載したロボットの英語学習で得たこれまでの知見を活用し、デジタル治療の分野へ参入する第一歩を踏み出しました。
■ReSmart開発・リリースの背景
平均寿命の延びによって認知症の診断数が増加するなか、自社のAIエンジンであるMuseと、認知能力に関する長年の研究を統合して「ReSmart」を開発しました。
弊社は、これまで注力してきた教育現場のAI化に加え、高齢者が抱える認知問題の解決も目指し、サービスの対象者を小さいお子さまから高齢者までへと拡大しています。
■ReSmartの機能
ReSmartは、認知能力を向上させるため、パーソナライズされたプログラムを提供するモバイルアプリケーションです。
このアプリを日々使うことで、認知症の進行を遅らせたり、予防したりする効果を狙います。
テクノロジーを使用することに抵抗感のある高齢の方々にも楽に使っていただけるよう、シンプルでわかりやすユーザーインターフェースをご用意しております。
ReSmartのベータ版にはすでに多くのプログラムを揃えており、身体と脳の総合的に鍛えることができます。
- 重要な認知スキルを鍛える脳トレゲーム(20種以上)
- 心を落ち着かせるバイノーラルビートを用いた瞑想オーディオセッション(50種以上)
- 健康になるためのお薦めアクティビティ(100種以上)
また、iOS版は、Apple Healthアプリのアクティビティデータと同期することによって、iPhoneとApple Watchを通じて日々の活動をトラッキングすることができます。
シームレスな使い心地を実現させ、ユーザーが積極的にアプリを使用するようになれば、継続したデータを収集できることが可能になります。このデータの収集が認知症の早期発見に不可欠なのです。
<5つの認知領域に基づいた脳トレゲーム>
ReSmartは、下記の5つの認知領域に基づき、ゲームのように楽しめるプログラム(脳トレゲーム)を用意しています。
- 注意力
- 言語力
- 記憶力
- 思考力
- 視空間能力
ReSmartに搭載されたAIによって、個人のレベルに合わせてデイリープログラムが用意され、日々のトレーニングの結果をもとに生活習慣の改善のアドバイスを提供します。
■ReSmart分析機能
ReSmartの画期的なポイントは、AIを活用してユーザーの認知パフォーマンスに関するデータを「収集」「分析・解釈」し、認知症の兆候を検出することができる、という点です。
ReSmartは、新しい手法の有効性を示す数多くの論文をもとに開発され、AIによるCBT(認知行動療法)と脳トレゲームを通じて、認知症の発見と治療への全方位的なアプローチを行います。
さらに、弊社は最先端の技術を開発し、早期認知症診断結果をハード判定(0か1か)ではなく、確率(0から1まで)で割り出せるようになったことで、「検知」という面でも信頼性を向上さています。
■今後について
AKAは、この革新的なアプリが認知症の発見と治療に対するアプローチに、革命をもたらす可能性があると確信しています。
ReSmartは、ユーザーが自分の認知能力をパーソナライズされた方法でモニターし、全体的な認知状態の改善、初期の認知症や軽度認知障害の発症を予防することを目的としています。
ReSmartは、ユーザーが自分の認知能力をパーソナライズされた方法でモニターし、全体的な認知状態の改善、初期の認知症や軽度認知障害の発症を予防することを目的としています。
AKAはベータ版ローンチ後、アプリの継続的なアップデートを提供するとともに、特に認知障害やうつ病に対する一連のAIソリューションを提供していく予定です。