Meet Musio

特別インタビュー Vol.7 ー ロボットのいる生活 ー

最近、英語学習AIロボットMusio(ミュージオ)が家庭や教育現場に少しずつ浸透しています。

そこで、ロボットがより身近な存在として受け入れられるよう今回はインタビュー企画第7弾として、ロボット業界の父として様々なロボット開発・事業に携わり、魅力溢れるロボットを世に送り出すとともにロボット業界の活性化にもご尽力されているロボットスタート株式会社 代表取締役社長  中橋氏にご登場いただきます。

 

Lily:まずは、読者の方々へ中橋さんのご紹介として、今まで携わってきたお仕事について教えていただけますでしょうか。 

 

中橋氏:新卒後は、保険会社に入りました。
単純に、お給料が良かったからですね。

ですが、その当時インターネットが趣味だったので、ヤフーが日本に登場してからしばらくして転職しました。
当時はヤフーを知っている人も少なかったので家族にも反対されましたが、ヤフー株式会社に入社しました。
社員番号は125番です!笑

ヤフーでは検索関連の仕事をしていました。
携帯電話も趣味の一つで、よく使用していたためヤフーモバイルの立ち上げにも携わりました。
ですが、検索関連の業務はユーザー人口が多い割に収益が出ていなかったんですよね。

当時、検索結果に表示される広告を一番最初に実施したのは、アメリカのオーバーチュアという会社だったと思いますが、これはグーグルがアドワーズを実施するかなり前ですね。
その当時から検索結果の広告をやりたいと思っていたので、オーバーチュアの日本法人が設立された時、すぐに転職しました。
その後、ヤフーも検索結果広告を実施するようになり、日本法人のオーバーチュア株式会社はヤフー・インクに買収されてしまいました。

オーバーチュア株式会社では、モバイルの検索結果広告は実施しないとのことだったので、2004年にガラケーやスマホ向けの広告会社を自ら立ち上げました。
当時、日本の広告費はアメリカの広告費の10%で、モバイルはさらにその10%だったので仕方がなかったとは思います。
代表を務めた広告会社は、しばらくしてGMOに売却しました。

 

Lily:趣味が新たな仕事のきっかけになることが多かったんですね!
2014年にロボットスタート株式会社を設立されていますが、ロボットも趣味の一つだったのでしょうか。
ロボット事業を始められた経緯を教えてください!

 

中橋氏今までを振り返ると、インターネットやスマホは成長産業でした。
成長産業は、普通に仕事をしているだけで自身も成長できるし、人・もの・金が集まりやすいので、おいしくてお得ですよね!
新しい会社を立ち上げる際に何をやるか考えた時、成長産業に関係する事業をやることだけは決まっていました。その中で、当時、バイオテクノロジー、宇宙、ロボット、介護などが候補に挙がっていましたが、今までやってきた広告・メディアを活用できそうなものを考えたとき、ロボットが一番ハマりました。

 

Lily:今までロボットブームは過去に2回程ありましたよね!
第一次では1980年代に産業用ロボットが、第二次では2000年前後から2008年頃までAIBOやASIMOなど家庭用ロボットが普及しました。
中橋さんがロボット業界が成長産業になると確信したきっかけを教えていただけますでしょうか。

 

中橋氏大きく分けて2つあります。

1つめはネットにつながっている点、2つめは開発環境がある点です。

まず1つめですが、起業した当時、販売していたアルデバラン社のNAOを見た時にネットにつながっていて驚きました。
これならプログラマーじゃなくてもプログラミングできると思いました。
AIBOやASIMOは閉じられた世界で自由にプログラミングはできないので、それができるようになったらロボットの世界がもっと広がるのではないかと思いました。
NAOは一般販売していなかったので、アルデバラン社に行き、交渉して買わせてもらいました。

2つめの開発環境ですが、ロボットの電源を入れても面白みがないと1日ももたずに飽きてしまいますよね。
面白みといっても、ユーザーによって求めるニーズや会話内容は変わるので、それらは無限にあると思っています。
ですので、今後は開発環境のあるロボットを増やし、みんなでロボットを育てていきたいと考えています。

僕はロボットを普及させていきたいと考えていますが、そのためにはユーザーが楽しめるロボット用のアプリが必要です。
ですが、ロボットアプリを増やすためには、ロボットアプリ開発の仕事を稼げる仕事にする必要がありますよね。ロボットアプリを開発する人に、ロボットスタートが運営する広告サービスで収益を分配していきたいと考えています。

 

Lily:以前より、ロボットアプリの重要性をお話されていましたよね!
現在のロボット業界で注目していることを教えていただけますでしょうか。 

 

中橋氏ロボットとスマートスピーカーの差別化です。
まず費用面でみると、ロボットは高価なものが多く、スマートスピーカーは比較的安価なものが多いですよね。

弊社はロボット関連企業とスマートスピーカー関連企業の両方に対してコンサルティングサービスを提供しています。どちらも盛り上がっている領域ですが、これらをさらに市場拡大させていく方法を日々考えています。
特にロボットについては、スマートスピーカーとの差別化要素の意味で、オートノマス(自立的行動)の領域で、命を感じる動き、自律的な動きなどがとても大切であると思っています。

 

Lily:オートノマス一つでユーザーの愛情度が変わっていきそうですね!
早期よりMusioにもご注目いただいていたと思いますが、Musioを知ったきっかけを教えていただけますでしょうか。

 

中橋氏:MusioはIndiegogo(米国のクラウドファンディング)で知りました。

僕は英語が苦手なのでMusioのすごさを感じにくい部分もありますが、AKAのビジネス戦略が素晴らしく感激しました。

今後に期待していることは、今進めていると思いますが、下半身を交換することでMusioが動くようになることですね。

 

Lily:ありがとうございます!Musioが動くようになれば、オートノマスの幅も広がります!!

今後のロボット業界での構想をお話いただける範囲で教えていただけますでしょうか。

 

中橋氏:いろんなロボットやスマートスピーカーを一つのプラットフォームで管理できるようになるといいですね。

現在は、会話内容や動作をカスタマイズするなど同じことをさせたくてもロボットによって必要なことが違い、様々な開発をする必要があるんです。
ですので、今後は、ひとつアプリを作るだけでいろんなロボットやスマートスピーカーが動かせるような時代になればいいなと思っています。

今まで、日本はビジネス面においてもアメリカに負けてきた歴史がありますよね。
PCも、初期の頃はNECや日立、富士通などが頑張っていて、技術面もすごかったですよね。
携帯電話でいうと、iモードがすごくて、当時は最先端をいっていたと思います。
日本の技術力はやはりすごいんですが、その後のエコシステム化やプラットフォーム化がうまくできなくて、結局アメリカに負けてしまうといった歴史を繰り返してきました。
ですので、ロボット業界では同じことにならないようにしていきたいです。

 

Lily:実現できたら、ロボットがうじゃうじゃいる世界になりそうですね!

本日はありがとうございました。
最後に、読者のみなさまに一言お願いします!

 

中橋氏まずはロボスタを見てください!笑
もっとロボットに興味を持っていただけると嬉しいです。
そして、興味を持ったロボットと暮らしてみてください!
違った世界が見えてくると思います!!

ちなみに、僕のオススメのロボットはMusioですかね(笑)

今後も、みなさまの役に立つ何かをロボット事業を通して取り組んでいきます。

 

 

これまでのバックナンバー

・「特別インタビューVol.1 -AIを活用した新しい国づくりを-」はこちらから。

・「特別インタビューVol.2 -AI×東京英語村-」はこちらから。

・「特別インタビューVol.3 -AI×発信力を高める授業-」はこちらから。

・「特別インタビューVol.4 -AI×子供たちの未来を変える学び-」はこちらから。

・「特別インタビューVol.5 -髙島屋×ロボット-」はこちらから。

・「特別インタビューVol.6 -ロボットとの共存への扉-」はこちらから。

 

 

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